その他の調査業務
探偵社によくある非調査職
営業職と化したカウンセラー
日本ではカウンセリングを行う人をカウンセラーと呼びますが、何らかの悩みがある人に助言する職種です。一般的なイメージとしては、「心理カウンセリング」という事になりますが、探偵業界でカウンセラーと呼ばれる役職は、心理カウンセリング一般とは少々意味合いが異なります。
その理由は、探偵社に所属し、多くの探偵社は相談までが無料ですから、ほとんどのケースでカウンセラーは歩合制で相談を請け負います。つまり、探偵社に所属し、その探偵社が相談を無料としている以上、対応するカウンセラーは、探偵調査業務の契約を取らないと、一銭にもならないわけです。
すると、相談者にとっては、怖いことが起こります。それは、カウンセリング技術を持った営業マンがフルに心理カウンセリングの技術を使って、契約を取りに来るのです。また、調査経験が無くカウンセラーとなっている人も多いので、無駄な調査や無理な目的の調査も多数存在するようです。
カウンセラーとは聞こえが良いようで、本来のカウンセリングの目的とは、全く異なった性質・目的を持つものが多いとされいます。
別れさせ工作は探偵ではない
別れさせ工作など、各種工作については、その反倫理的目的から適切な業界団体では自主規制しています。つまり、正統な探偵社では、別れさせ工作は業務外であって、依頼があっても行わない業務なのです。
別れさせ業界は依頼者との消費者トラブルも多く、業務上のトラブルも多いのが実情です。データをよく考察すればわかるように、例えば、日本の離婚率はおよそ2組に1組が離婚をしますから、10件受ければ5件の別れがいずれ発生するのです。つまり、やらずぼったくりの団体も多いと考えられています。
兼業探偵とは
兼業探偵とは、他の事業もしくは勤務をしつつ、副業として探偵調査事業を行っている法人・個人のことです。
探偵全体での比率は比較的多く、その理由に安定した事業性質を保つための広告投資などが大変であるからだと言われています。
兼業探偵では、調査実務自体を委託するケースもあるので、就職にはあまり向かないとも言われています。
探偵社就職に役立つWEB講義
探偵社就職のためのWEB公開講義
探偵必須知識とは
- 探偵になるなら必須、「探偵業の業務の適正化に関する法律」
- ストーカー調査はまずこの知識から、「ストーカー規制法」
- よくある調査ナンバー1、「離婚(民法)」
- 探偵が業務中に嵌まりやすい法律といえば、「軽犯罪法など」
探偵さんの基本的な技術